介護・家族としての接し方と、お客様としての接し方

こんばんわ。
毎日が日曜日、柿原です。

実はつい一昨日、仕事をやめました・・・

たった、二ヶ月しか持たなかったのは初めてです。。

少々のことなら耐えてきたのですが、メンタル的にげんかいが来ておりましたので…

…というのも、前にいた会社というのは、ほんとにまとまりがあり、ベクトルが全職員同じ方向にむいており、本当にいい施設だと思っています。

皆老人が好きだし、組織としても利用者さんを自らの家族として、接していこう、という考え方で、とってもいい施設なんです。休憩まで削って、利用者のために働いています。

ただ、そこで一番僕が辛かったのが、私にも利用者を家族のように、寄り添って仕事をして欲しい、という願いを言われていたとき。
言われなくても感づいてはいたので、家族だと思って接しようとしたのですが、そもそも他人です。

私は、認知症のかたでも、クリアでも、社会福祉法人であろうが、有料老人ホームであろうが、入居者さんをお客様として、接したい、それが僕の信念なんです。

そもそも、2005年介護保険改正により、食費や居住費が実費負担になり、それに加え介護保険料や、施設で行われるサービスの額の一割負担を入居者さんはその施設・市町村に納めている。

僕たち介護職は、そのお金でお給料を貰っているんです。

特養はお金が無いとは入れないんです。
順番待ちも1000人近く。
ようやく入れた人に対して、「いらっしゃいませ」の気持ちで接していきたいのです。

家族として接することが出来る人と比べて、私は利用者さんとの距離が遠いように感じるのはいたし方ない。
これが 私の目指す介護なのだから。

確かに組織にいる以上は、その中のやり方に染まり、我慢することもあるのだけれど、やはり、根っこがこれなので…

こんな私でも受け入れてくれる施設をただ今探しております。

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